2011年は、大震災に見舞われ、大変な一年でした。2012年は、早く復興が進み、良い一年で有ります様に。今年もお世話になりました、来年も宜しくお願いします。
サンプル縫製工場 (有)ティーアイ プランニング 河合 雅之
縫製工場にとって忙しい9月でしたねー。9月はスイミングスクールにあまり行けませんでしたので、昨日の10月1日(土曜)にプールに入った瞬間、冷たくて驚きました~。(笑)
たった今、『コムデギャルソンよりパリコレクションが無事終了しました』と、手書きFAXがパリより入り、ホッとしながら、ビールを飲んでいますが、いや~旨い。このブログでも以前に書いた事がありますが、コムデギャルソンの縫製工場に対する社風の話題。今のデジタル時代に手書きですよ!!文面が。創業40年になろうとする老舗アパレルがです。あえて手書きで書かれていらっしゃると思いますが。確認するのも失礼ですし。あくまでも私の推測ですが、勘違いでしたらすみません。私自身はデジタル大好きのミーハーですので、ほとんどの仕事はパソコンとインターネットで作業しますし、FAXにしてもパソコンより送信します。(手書き風フォントを使って手書きっぽく書く事が有りますが、すぐにばれてしまいます。)どんなに気配りの行き届いた文章であっても、パソコン等で書かれたFAXより、手書きFAXの方が、私はうれしいですし、気持ちが伝わってきますが、、皆さんはいかかでしょうか?
それと共通してコムデギャルソンは新卒もしくは20歳代で入社し、定年まで勤め上げる社員が多いという社風の話。8月だったと思いますが、コムデギャルソンメインブランドの生産責任者が無事に定年退職との電話連絡が入り、しばらく思い出話。縫製工場が20年もお付き合いをしていればいろいろなトラブルも有りました。電話でのエピソードを一つ。10年以上前でしょうか?特殊ミシンを使う仕様だった為に、ミシン会社よりレンタルして、夜遅くに階段を使って、3人掛かりで2階まで運び込んだ事が有りました。本来ならばミシンに入っているミシンオイルを一度抜き取ってから移動しなければいけませんが、時間も無くてそのまま移動。階段の踊り場に全てのミシンオイルをこぼしてしまい、新聞紙で拭き取り作業。そう簡単には拭えませんから、かえって時間が掛かってしまいましたね。今から思えば、大変だった思い出です。
コムデギャルソンの社風は、社員がアナログの心の暖かさで、商品がデジタルの先鋭さとバランスの取れた会社です。

TSUMORI CHISATO(ツモリチサト)のデザイナー津森千里さんの母校である文化服装学院での、2011AWコレクションショーに行ってきました。
<文化服装学院 TSUMORI CHISATOコレクションショー>
日時:6月24日(金) 18:30~ SHOWスタート
場所:文化服装学院遠藤記念館1階大ホール
アクセス : http://www.bunka-fc.ac.jp/about/contact.html
今回は、文化服装学院の学生以外は、仕入先(縫製工場等)のみでの開催との事。弊社スタッフにも文化服装学院出身者がおりますが、校舎は改築されて、とても立派になっておりました。いつもはニコン一眼レフカメラを持って出かけますが、今回は新しく購入したコンパクトカメラを試したく、張り切ってお邪魔しました。会場入り口でお会いした㈱エイ・ネットの企画スタッフに、すかさず写真撮影のグットポイントを確認し着席。実際に手がけた薄手のシルクプリント素材のサンプルが登場すると、素材やデザインに特徴が有りますので、すぐに判りますが、慌ててしまうのは縫製工場カメラマンのご愛敬ですねー。持ち帰った写真を見ながら、『縫製が難しかった今回のサンプルも、次回は、もっとキレイに』と反省は、縫製工場の必修です。



Kaon (カオン) をお手伝いさせていただいて、早いもので5年以上が経ちます。
Kaon (カオン) のホームページはこちら⇒ http://kaonjp.com/
当初、私がデザイナーの米山薫さんに何気なく質問しました縫製工場からの仕様の質問には、驚いた意外な返答が有りました。そこに、Kaon (カオン) が売れている理由があるのだと思いましたねー。その質問とは、『素材が高級なのに手間を掛けて裏の始末等をパイピングにしないのは、どうしてですか?』とお聞きしましたら、『だって、私が実際に着て、ロック始末が一番に着心地がイイ』意外な返答に、『なるほど、服作りに肩の力が入っていないなあー!!』と思ったものでした。素材やパターンに自信が無ければ、縫製仕様に凝るケースが有りますが、カオンは全くの自然体。
実際、繊研新聞の2011年度の日本のバイヤーが選ぶ、ドメスティックブランドのベストテンにランクインしましたし、雑誌(SPUR シュプール)や(VERY ヴェリィ)での取り上げ方も、自然体。素材やシルエットに関しては、ポリシーを変えませんので、サンプルを惜しげ無く作り直しますし、縫製工場が苦労して縫ったサンプルの襟ぐりをちょん切ってしまい、デザインを変更して変えてしまった際には、驚いたものでした。こだわりといさぎよさの2つを持ったデザイナーだなあーと。(例えば、オリジナル生地を作るために自分の着ていた高級イタリアブランドの服やネクタイを、その場でハサミでバッサリ切って、生地屋に色見本として渡しちゃう様な感じ)アパレル原価率やアパレル利益率と同様に大切ですよね。
でも、オリジナルブランドと並行しての伊勢丹やバーニーズニューヨークやユナイテッドアローズとのダブルネームに近い別注企画は、市場を意識して売れるように市場に合わせる妥協も自然体。実際に弊社創業時から20年の取引先の(コムデギャルソン=川久保玲さんのコレクションブランド)とは一線を引いた作り方です。サンプル縫製工場には、どちらのタイプのブランドも突発のトラブルが多々有りますが、その都度的確に妥協しない縫製こそが、縫製工場の役目だと思いますが、いかがでしょうか??



得意先のkolor(カラー)のレディース展示会にお邪魔しました。(場所は、港区南青山の直営ショップ併設プレスルームにて)
kolor(カラー)のホームページはこちら→http://kolor.jp/
今回の素材の中で、コットンボンディングが一番難しかった縫製ですね。写真の一番手前のコートです、針跡が残る為に、縫い直しが出来ません。その他にも、弊社では出来ない特殊加工が途中で入るデザインが多く、何度も運送便で送ったり、直接に持ち込んだりと、たいへん凝った縫製仕様でした。
それだけ手間の掛かった完成度が高いブランドだけに縫製工場にとって、やりがいの有る仕事です。
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